長持ちパーマで2か月後のカットでご来店

今回はパーマをかけて2か月後のお客様。
前回のパーマの時も長持ちをするようにとしっかりめにかけさせていただきました。
という事で今回はカットとカラーのご注文をいただきました。

要点はこんな感じ

  • パーマをもう少し楽しめるようにカット
  • カラーは全体に退色をカバー
  • スタイリングは頑張り過ぎない

パーマをもう少し楽しめるようにカット

前回のパーマから2ヶ月経ってますが、前回しっかりパーマをかけた分、2か月後の今回もしっかりパーマが持っていました。
そのパーマの残りを活かすようにカットしていきます。

ベースカットはストレート毛とあまり変わらないのですが、セニング(梳く)カットがパーマだとだいぶ変わってきます。
セニングハサミを多投するとパーマが落ちてしまいますし、毛先のパサつきも出やすくなってくるので、髪の量を取るときはスライドカットなどで間引いて、パーマの柔らかい質感を壊さないようにカットするのが、パーマの時のカットなんです。
梳きばさみ
セニングを使い過ぎないのがポイント

スライドカットの場合はしっかりドライをして乾いた時のパーマの質感を見ながらカットするので、再現性もアップします。濡れている時と乾いている時の質感は変わってくんです。
なのでその乾いている時(スタイリングに近い状態)をチェックしながらのカットはパーマをかけた髪にはとっても重要です。
今回のお客様のカット時もこのドライカットをしてパーマ状態をチェックしながらカットしました。
単純に軽くするとパーマが落ちてしまう性質があるので、パーマのドライカットの場合は中間から間引くのが有効なんです。
2ヶ月経つと特に首元などの内側や下の部分が重く動きが出にくくなるのでそこもドライ中にチェックします。(単純に乾かしてるだけじゃないんですよ!!
)
ゆるパーマ
落ちかけパーマでもゆるふわウェーブ

今回のお客様は元々の髪質がストレート毛だったので落ちかけパーマも馴染んで柔らかい質感になり、満足していただけました。



カラーは全体の退色をカバーするように

カラーは全体を染めました。
パーマをするとどうしても毛先のダメージがすすみやすく、結果としてカラーの退色も進みやすくなってしまいます。なので特に毛先のキンキンしてる退色部分をしっかり染めるように配合しました。
赤みが取れやすいベージュを軸にアッシュを混ぜて毛先のキンキンをしっかり染めています。
全体を一色で染めるのではなく、根元と毛先のダメージレベルを考え、根元のダメージの少ない所はトーンアップをしっかりと、毛先の明るくなってしまってた部分は濃い目カラーでしっかり色を入れて染めています。
特に毛先はダメージがこれ以上進まないように弱めのカラー剤で丁寧に染めさせていただきました。

ワンタッチで塗るのは簡単ですが、髪の素材上、ダメージや明るさの差がある場合は塗り分けることで色持ちのいいカラーに仕上がります。
ベージュベースで落ち着かせたカラー


スタイリングは頑張り過ぎない

2ヶ月経って弱くなっているパーマのスタイリングは頑張り過ぎずにラフに動かすぐらいが今風です。
程よく落ちているパーマは少しねじりながら乾かして、パーマを出しつつ、スタイリング剤で決めすぎないぐらいが力が抜けて自然になります。

こういう場合はムースよりワックスの方がラフに仕上がります。
さらに楽をしたい場合は固形のワックスよりスプレーなどでパーマ部分中心に吹きかけて揉みこむだけスタイリングです。
今回もスプレーワックスを使いラフに仕上げました。
スプレーワックス
ルベル トリエ5
べたつかないので仕上げも簡単で手も汚れません。程よくツヤも出るのでパーマのパサつきもカバーしてくれて、一石二鳥です(笑)


パーマもスタイリングによっては2ヶ月以上も楽しめるメニューなので(髪型や強さにもよる)、来店周期が長くなりがちで、なかなかサロンに通えない方は一度試してみてはいかがでしょうか?!

まとめ

  • 長く楽しみたいパーマは最初はしっかりウェーブ
  • 退色をカラーでしっかりカバー
  • スタイリングはラフ仕上げで
長持ちパーマオススメです!!